近年、私たちが日常的に使うWi-Fiルーターから出る電磁波が問題視されています。Wi-Fiルーターは主に高周波が問題となりますが、健康への影響はまだ明確に解明されていないこともあり、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Wi-Fiルーターの電磁波の基礎知識から、電磁波を減らすための設定方法やWi-Fiルーター以外のインターネット接続方法、そして有線接続やハイブリッド方式を使った電磁波対策についてご紹介します。
あなたも、この記事を読んで、健康と安心を手に入れましょう。
この記事で解説しているのは以下の通りです。
・Wi-Fiルーターの電磁波による影響
・Wi-Fiルーターの設置場所の選び方
・Wi-Fiルーターの電磁波を減らすための設定方法
・Wi-Fiルーターの電磁波対策グッズ
Instagramでも電磁波対策の発信をしています。DMでも個別相談可能なので、ぜひチェックしてくださいね~!
Wi-Fiルーターの電磁波(高周波)による人体への影響とは?危険性はある?
Wi-Fiルーターの電磁波が人体に悪影響を与える可能性があるという主張がありますが、科学的にはまだ証明されていないため、安全性・危険性についてはっきりとは分かっていません。ただし、電磁波過敏症を持つ人々が存在することから、微弱な電磁波でも身体に持続的なダメージを与える可能性があると考えられています。
特に、長時間の過剰な曝露や、スマホ・Bluetoothイヤホンのように体に密着させた状態での使用などは注意が必要です。
具体的な症状として、頭痛やめまい、吐き気や不眠などのが現れる場合があります。
長時間の過剰な曝露による影響については、まだ研究が進んでいる段階です。
とはいえ、少なからず影響がある事がわかってきているため、健康を心配する方は必要に応じて電磁波対策を考える必要があります。
高周波の身体に与える影響として考えられているもの
・汗が流れる管に破壊的な影響を与える
・人間の生殖機能、脳や心臓機能に影響をもたらし、最終的には遺伝子(DNA)に作用を与える
・発がん性を持ち、DNA損傷を引き起こす
Wi-Fiルーターの電磁波対策方法
Wi-Fiルーターなどのモバイルルーターは以下のポイントを意識して対策する必要があります。
Wi-Fiルーターから発せられる電磁波で問題となるのは高周波である場合がほとんどです。
電磁波対策としては以下の方法があります。
・ルーターの設置場所を工夫する
・ルーターの設定を変える
・接続方式を変える
・高周波対策グッズを活用する
以下では、これらの対策方法について解説しますので、ぜひ参考にされてください。
Wi-Fiルーターの設置場所の選び方
Wi-Fiルーターの設置場所は、電磁波量に大きな影響を与えます。適切な設置場所を選ぶことで、電磁波の影響を最小限に抑えることが可能です。
ルーターから生じる高周波は、壁や天井が邪魔する場所では電磁波の量が減少するため、電波が届きにくく通信速度が低下することがありますが、高周波の暴露を避けたい方には壁や天井に近い場所がおすすめの設置場所になります。
また、よく過ごすリビングから離れた部屋に設置すると曝露する高周波をグッと軽減させる事が可能です。
また、部屋のレイアウトにも工夫が必要になります。例えば、ルーターを身体から離して設置したいがあまり、ルーターを窓際に設置すると、外部からの電波干渉や日差しによる発熱が問題となります。そのため、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に設置するようにしましょう。
あまりにも電磁波を意識し過ぎて壁に囲まれた場所や天井に近い場所に設置すると肝心のネット速度が低下する可能性もあります。そのため、ネット速度と電磁波曝露を考慮したのほどよいバランスの場所に設置するのが重要です。
以上のように、Wi-Fiルーターの設置場所を選ぶ際には、ネット速度を意識しつつ、電磁波被爆量を抑えるのが大切です。
適切な設置場所を選んで設置すると快適なインターネット環境を維持しながら、健康への影響を最小限に抑えられます。
ここでは、おすすめの設置場所・避けた方がいい設置場所を・部屋レイアウトの工夫についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
設置する際に避けたい場所とおすすめの場所
Wi-Fiルーターを設置する際には、電磁波の影響を受けにくい場所を選ぶのが重要です。特に、以下のような場所は避けるべきです。
・電子レンジやコードレス電話の周辺
・家電製品が集中する場所
・人が長時間滞在する場所(寝室やリビングなど ・壁や天井、家具などに近接して設置する場所)
・ベッドやソファの近く、小さな子供が遊ぶ場所など
長時間滞在する場所に設置してしまうと、電磁波の影響を受ける時間も長くなります。特に子供や妊婦などは、電磁波の影響に敏感なため、注意が必要です。そのため、人が常に滞在する場所は避けた方がいいでしょう。
また、電子レンジ(高周波)など家電が集中する場所は、電波が干渉してWi-Fiの速度が遅くなる場合があります。基本的にはそういった場所は避けて設置するといいです。
以下のような場所は、Wi-Fiルーターを設置するのにおすすめです。
・部屋の中央に近い場所
・壁や天井、家具などから離れた場所
・高い位置に設置する
これらの場所は、通信速度が低下することなく、高周波の影響も比較的少ないため少しだけ安心感が増します。
どうしてもリビングや書斎に設置する場合は、できるだけ人が接近しにくい場所を選ぶといいです。
設置する際、LANケーブルの長さが足りない場合は家電量販店やネットショップで揃えてみてください。
部屋のレイアウトの工夫
Wi-Fiルーターの電波が届きやすい場所に設置することが重要ですが、部屋のレイアウトにも工夫が必要です。例えば、以下のようなことに気をつけるといいでしょう。
・Wi-Fiルーターを壁や家具の後ろに隠さない
・壁に直接設置せず、棚やテーブルなどに設置する
・周囲に金属製品や電子機器を置かない
以上のように、Wi-Fiルーターの設置場所や部屋のレイアウトには注意が必要です。
電磁波の曝露を意識するあまり、Wi-Fiルーターとしての役割が低下してしまう可能性があります。
適切な設置場所を選んで、電磁波の影響を最小限に抑えつつ、快適なネットができるようにしましょう。
部屋のレイアウトに関しては答えはないので、ご自身が満足いくところに設置できるといいです。
電磁波を減らすための設定方法
Wi-Fiルーターの電磁波を減らすためには、設定方法にも注意が必要です。ここでは、具体的な設定方法を解説していきます。
電波強度を調整する
Wi-Fiルーターの電波強度を調整することで、電磁波の量を減らすことができます。
すべてのWi-Fiルーターで設定ができるとは限りませんが、通常はルーターの設定画面から電波強度を調整することが可能です。
強くするほど電磁波が発生するので、家の中で使用する場合は、できるだけ弱めに設定するようにしましょう。セキュリティーの観点からもあまり遠くにWi-Fiを飛ばさないほうがいいといった意見もあります。
常時オンでなく、必要なときだけオンにする
Wi-Fiルーターは、常にオンで稼働していることが多いですが、必要なときだけオンにすることで電磁波を減らすことができます。
例えば、ネットを使わないときはルーターの電源を切る、寝るときはルーターの電源を切るといった使い方が効果的です。
一番簡単でおすすめのWi-Fiルーター電磁波対策になります。
モバイルルーターを利用する
モバイルルーターを利用することで、Wi-Fiルーターのような大きな機器を使用しなくてもインターネットを利用することができます。モバイルルーターは、小型で軽量なので、持ち運びも簡単です。また、電磁波の発生量も少ないため、電磁波対策にもなります。
以上の設定方法を実践することで、Wi-Fiルーターから発生する電磁波を減らせるので、ぜひ参考にしてみてください。
Wi-Fiルーターの代替案:有線接続とハイブリッド方式
Wi-Fiルーターが発する電磁波に対して懸念がある場合、代替案として有線接続やハイブリッド方式が考えられます。
ここでは、その代替案を説明していきます。
有線接続:メリットとデメリット
有線接続は、Wi-Fiルーターとパソコンをケーブルで直接つなぐことでインターネットに接続する方法です。
メリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 電磁波を出さないため、健康面での不安が少ない
- 通信速度が速く、安定している
- セキュリティが高い
一方で、デメリットとしては、以下のような点があります。
- ケーブルが必要なため、設置場所が限られる
- 設置場所が限られるため、レイアウトの変更が困難
- ケーブルが邪魔になる場合がある
そもそも、配線をスッキリとさせたいがためにWi-Fiルーターを活用している方がほとんどですが、便利な反面、電磁波曝露のリスクがあることも理解しておきましょう。
ハイブリッド方式とは?
ハイブリッド方式は、有線接続と無線接続を組み合わせた接続方法です。具体的には、Wi-Fiルーターとパソコンを有線接続でつなぎ、スマートフォンやタブレットなどの機器は無線接続で接続するという方法です。
この方式のメリットは、以下のような点が挙げられます。
- スマートフォンやタブレットなどの機器は無線接続で接続できるため、設置場所が限られない
- パソコンなどのデスクトップ機は有線接続で接続するため、通信速度が速く、安定している
電磁波対策としての有線接続とハイブリッド方式
電磁波対策として有線接続やハイブリッド方式を選択することで、Wi-Fiルーターが発する電磁波を大幅に減らすことができます。特に、長時間パソコンを使用する場合や、寝室での使用を検討している場合には、有線接続やハイブリッド方式を選択することがおすすめです。
また、設置場所が限られる場合には、ハイブリッド方式を利用することで、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでも快適にインターネットを利用することができます。
しかし、有線接続やハイブリッド方式を選択する場合でも、完全に電磁波を避けることはできません。なぜなら、電子機器自体が電磁波を発しているためです。そのため、できるだけ距離を取ったり、使用しないときは電源を切ったりするなど、適切な対策を行うことが大切です。
また、Wi-Fiルーター以外にも、携帯電話や電子レンジ、テレビなどの家電製品も電磁波を発しています。これらの製品を効果的に使いながら、健康に配慮した生活を送るためにも、適切な知識や対策が必要です。
その他の電磁波対策について:グッズの紹介
ここでは、そのほかの電磁波対策についてご紹介します。Wi-Fiルーターは高周波のため、対策としては以下の通りです。
電波遮断シートの活用
電波遮断シートとは、電磁波を遮断するために使用されるシートです。一般的にはアルミ箔や銅箔でできており、電磁波を反射させたり、吸収させたりして遮断する効果があります。電波遮断シートは、Wi-Fiルーターやスマートフォン、パソコンなどの電子機器を囲むことで、電磁波の放射を減らせます。
しかし、注意点としては、電磁波遮断シートを使用すると、電子機器の通信性能が低下する可能性があることです。また、遮断シートを貼ることで機器内部の熱がこもりやすくなるため、適切な換気をする必要があります。
使用方法としては、Wi-Fiルーターの形に合わせてダンボールなどで箱を自作して、その周りに電磁波遮断シートを貼ると、電磁波対策ができます。そのまま被せるだけでも使用できますが、自作される方も多いですよ。
Wi-Fiルーター電磁波低減ケースを使用する
有名な商品は電磁波防止ショップ「エコロガ」が販売しているWiFiルーター電磁波低減ケースです。布製なので、熱がこもりにくいのが特徴になります。
電磁波を完全にカットするわけではないため、基本的には通信が可能です。とはいえ、電磁波の強度を低減する事でWiFiが繋がりにくい場合は、使用時のみ布を取るだけなので操作性も抜群。
簡単に対策するためのアイテムとしておすすめです。
電波吸収材の活用
電波吸収材とは、電磁波を吸収する素材です。一般的には、銅・炭素や鉄・フェライトなどが使用されます。電波吸収材は、電磁波の放射を減らすことができます。電波吸収材は、電子機器の内部に使用されることが多いです。例えば、携帯電話やスマートフォンの筐体内に電波吸収材が使用されていることがあります。
上記のアイテムはWi-Fiなど高周波を発する機器に貼るだけの簡単仕様です。電磁波低減の効果に関しては、数値上でも打ち出しているようですが、効果を疑問視される意見もあるため口コミなどをよく読んでから購入するようにしてください。
高周波対策ウェア・ブランケットなどの活用
以上のように、電磁波対策には様々な方法があります。
低周波のように数値上で明らかな結果が見えにくいのが高周波なので、その効果については口コミ・ご自身での体感にて確認するほかありません。適切な方法を選択し、健康を守りながら快適な生活を送ることが大切です。
家族の健康を守るためにWi-Fi対策を行おう!
Wi-Fiルーターは常に電波を発していますが、使用していない時間については電源を切ることで電磁波の影響を減らすことができます。
Wi-Fiルーターの影響によって、健康に影響を受ける可能性は低いとされていますが、長時間の使用や過剰な使用は、目の疲れや不眠症などの健康上の問題を引き起こす可能性があります。そのため、健康管理に気を配り、適度な休憩や睡眠をとることが大切です。
部屋のレイアウトの見直したり、高周波対策製品を取り入れたりしながら高周波への対策も行いましょう。
また、私自身は高周波よりも低周波対策に力を入れております。以下の記事で電磁波の基本を解説しており、当サイトではさまざまな対策方法を紹介しています。お時間があればぜひ参考にされて下さい。
コメント